「家の中の認知科学」特集号掲載論文募集のお知らせ

投稿方法を追加しました (2003.4.10)

  1. タイトル
  2. 企画趣旨
  3. 特集論文の公募について
  4. 特集号発行までのスケジュール(予定)
  5. 論文投稿にあたってのお願い
  6. 論文投稿先

■ タイトル

特集号タイトル: 家の中の認知科学

予定: 10巻3号 (2003年9月発行)

担当編集者: 野島久雄(NTT) 原田悦子(法政大学)

認知科学会では、「家の中の認知科学」をテーマとした特集号を企画しています。活発なご投稿をお待ちしています。

■ 企画趣旨

          家の中にはどのような道具があり、どのように使われているのだろうか。家の中の情報はどのように蓄積されどのように利用されているのだろうか。家の中の人間関係は、情報化の進展に伴ってどのように変わったのだろうか。「家の中の認知科学」は、それらの問題に対して認知科学の観点からのアプローチを行う。

コンピュータ、ネットワークの発達、携帯電話などのコミュニケーションツールの爆発的な普及、そしてコンピュータゲームの広がりなど、情報化の進展に伴って私たちの日常生活は否応なしに変わりつつある。

インターネットのWWWの上では、これまで入手することが難しかったさまざまな情報が共有できるしくみができあがりつつあり,その結果,わたしたちの職業生活など公的な生活部分は大きく変貌を遂げつつある。しかしながら、わたしたちの日常生活のもう一つの半分である家庭についてはどうだろうか。家庭では子どもから高齢者まで、価値観や生活パターンも異なる多様な人が生活を共にしている。さらに、同じ人でも「家の中」と「家の外」とで問題解決の基準や枠組みを変えていることもある。

オフィスや学校の場における情報化、仕事に使うさまざまな機器のインタフェースなどについての認知科学からの取組みは、まだ不十分なものであるとはいえ、進められつつある。これからは、家の中にある道具、家の中のコミュニケーション、家族間のつながり、思い出などの個人的な情報の維持管理などを含めた個人を中心とした身近な情報世界のありようを解明し、よりよい生活の場を作っていく手助けとすることができるのではないだろうか。

認知科学会では、2001年12月の冬のシンポジウム、2002年6月の大会ワークショップと2回にわたって「家の中の認知科学」を取り上げてきた。本特集号では、それらの成果を踏まえて、さらに広く「家の中」にかかわるさまざまなことを対象としてとりあげていきたいと考えている。家の中の人間関係、家の中の品物のデザイン、子どもから高齢者までを対象としたインタフェースの設計、などに関して広い意味での認知科学的な視点からの投稿を歓迎したい。そして、「家の中」を研究し、実践するための取り組み方、研究の方法論、成果の実社会へのフィードバック方法などについての知見を得ていきたい。

■ 特集論文の公募について

企画者側では、以下のような分野からの投稿を想定しているが、これに限らず、幅広い観点からの投稿を期待する。

  • 日常生活における認知プロセスの研究
  • 家庭内の情報流通の分析、整理学
  • 日常生活の人間工学・認知工学
  • 子ども・高齢者のためのインタフェース・デザイン
  • 家庭内コミュニケーションの解明と支援
  • 生活用品・商品開発の現場から見た家の中
  • 家庭内情報機器開発の現場からの発信
  • 日常生活の工学的支援の技術
  •   その他

■ 特集号発行までのスケジュール(予定)

  • 2002 12/ 1 Vol.9 No.4 論文募集のお知らせ掲載
  • 2003 4/15 投稿締切
  • 2003 5/31 査読結果の返送
  • 2003 7/下旬 修正原稿の提出
  • 2003 9/ 1 Vol.10 No.3 特集号発行

■ 論文投稿にあたってのお願い

本特集号では、通常の特集号でとられているアブストラクトによる査読という形は取らず、投稿していただいた完全原稿にもとづいて査読を行う一般的な査読のやり方を採用する。2003年 4月15日の締切までに届いた原稿に基づいて、本号の査読委員会で判断を行う。論文の書式その他については,雑誌「認知科学」の投稿規程をご覧いただきたい.

しかしながら、まだ、どのような論文が本特集号で期待されているのかがわからないという人もあるだろう。本号が対象としている「家の中」の定義が人によって異なるだろうからだ。そのため、企画者としては、投稿を予定している人からの問い合わせには個別に対応していきたい。

具体的には

 ・このような内容が本特集号の「家の中」に該当するのか
 ・これまで認知科学分野で論文を書いていないので書き方が分からない

などについてにお答えしたいと考えている。(もちろん、事前の問い合わせは必須ではない。問い合わせと査読は独立したプロセスであるとお考えいただきたい。)

企画者としては本特集号をきっかけとして「家の中」にかかわる認知科学的な研究がさらに広まることを願っている。そのため、特に領域を限定することは避け、広く受け入れたいと考えているので、いくらかでも本特集に関係があるかもしれないと思う論文の候補がある人は連絡をしてみてほしい。企画趣旨と照らしあわせて、よりよい特集号、よりよい論文ができるように著者の皆さんと協力していきたいと考えている。

「家の中の認知科学」の第1回シンポジウムおよび第2回ワークショップの報告は、WWWページに掲載されているので、参考にしていただきたい。これまでの取り組みの趣旨を理解していただき、それに従う論文を期待するとともに、さらにその期待を超える論文の投稿をお待ちしている。

■ 論文投稿先

論文投稿は、以下の問い合わせ先に、次のいずれかの方法でご送付ください。

・PDFファイル・テキストファイル・PostScriptファイルをメールで下記問い合わせ先まで

・印刷したものを下記住所まで郵送(連絡用のメールアドレス明記のこと)

なお、原稿を受け取り次第、受取確認のメールを送りますので、もしも「受け取り確認メール」が届かなければ再度お問い合わせください。

関連WWW http://www.nozy.org/athome/
問い合わせ先 athome-journal@redirectall.com

(野島・原田)

原稿送付先 〒243-0198 厚木市森の里若宮3-1
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所
野島 久雄 (nojima@aecl.ntt.co.jp)