本日(10/28)、第3回目の学びの森の会合でした。今日は、中間折り返し点ということで、ワークショップなしの議論の会でした。
最初に、メンバーの一人(Dさん)から「思い出が過去に向けてのものだけではなく、未来に向けてのものでもある」ということに気づいたというご発言がありました。この方は、これまで自分の過去の思い出をたどる記録集を作りかけていたのですが、過去を振り返るだけでなく、未来に向けてのものでもあるという観点から、全体的に見直しをされたそうです。第1回の会合での議論からここまで話が進むとは思いませんでした。最終的にどのような作品として、Dさんの思い出がまとまるのでしょうか。早く見せていただきたいですね。
もう一人、春の講座の作品の骨格を提案されたFさんも、前回の成城小旅行の成果として、ひとつの作品を持ってこられました。この作品は、前回の小旅行の最初のポイントであった池が、いろいろな名前で呼ばれていることをてがかりにしたものです。この池は、学園の創立者の沢柳先生が成城の地に学園を建てたときに生徒たち・父兄たちが一緒に整地した、そのための土を掘り出した穴に水がたまって池になったのだのだそうです(学園史を読んだ記憶から)。しかし、この池の名前が決まっていない。みんなが勝手に、心字池、ひょうたん池、成城池、丸池(だったかな?)とか呼んでいるのだそうで、それが成城らしいということで、Fさんは、その池の一枚の写真を4通りにコラージュして(その名前にあった色あいに印刷して)一枚の作品に仕上げたのでした。これまたびっくり。本当に恐れ入りました。
そのほかの方からも感想や思いを伺い、さて、どうしようか、それを考える手がかりとして、多摩美のSさんが作られていた、地図上に時間軸のレイヤーを持ったイベントカード(life trace event card)を貼付したものを拝見しました。ごくふつうの(とはいえないか)女子大生のちょっとしたスナップ写真や、気づいたこと、スケッチなどが一枚一枚のカードに描かれ、それが一日一枚の透明シートに貼られ、それを数週間にわたって一枚の地図上に重ねていったモノです。(実物をみれば一発でわかるんだけど・・)
追記(11/02) Sさんから写真を送っていただきました。
これがイベントカードです。

ある1日(6/5)のイベントカードを一枚の透明シートの上に貼ります。地図の上に重ねるので、それぞれのイベントがどこで起こったかがすぐわかります。

複数のシートを重ねたもの。一番上のシートは、6/7のものだそうです。

あ、そうだ、写真を留めているテープがピンク色のものと緑色のものがありますが、緑色のものは自分で書いたカード、ピンク色のものはそのとき出会った人に書いてもらったその人のイベントなんだそうです。自然とこれがコミュニケーションの記録になっているというわけです。
もう一つの作品は、多摩美の学生と香港の美大の学生が数ヶ月にわたって一つのプロジェクトを行ったときのコミュニケーションの展開・変遷・盛り上がりを形にしたものでした。これもまた、盛り上がりの手触りを示すために、話の展開を布や糸などで表現しているのです。(これまた言葉では不足する・・ あとで写真をもらっておきます)
ということで、これも写真追加です。

これもまたメンバーのみなさんには好評でした。Sさんによると、とりわけ後者は、必ずしも好評とはいえない「なんじゃこれ!」という反応に出会うことも多いモノなので、今回の皆さんからのご好評は意外でした、とのこと。
こうしたいろいろな表現がありうることをみた上で、さて私たちはあと2回あまりでなにをしましょうか。それを考えながら、今回は散会です。でも、ずいぶん盛り上がりつつありますね。皆さんの迫力に私は圧倒され気味で、でもそれをとてもうれしく思いました。
次回は11月11日です。それまでに参加者の皆さんのもとに、先ほどのSさんのカード(イベントカード)をお送りします。使っても使わなくても結構です。でも、いくつかの素材を次回までに用意してくださいね。
それから、11月2日、3日の会合にはどうぞおいでください。成城学園民俗学研究所の3階です。11/3 9:30-11:00 までがコアタイムです。この時間にたくさんの人が来ていただいて議論をしましょう。プリンタも用意しますので、撮りためた写真なども印刷してください。
お会いできることを楽しみにしております。












