学びの森2006秋: 2006年10月アーカイブ

本日(10/28)、第3回目の学びの森の会合でした。今日は、中間折り返し点ということで、ワークショップなしの議論の会でした。
最初に、メンバーの一人(Dさん)から「思い出が過去に向けてのものだけではなく、未来に向けてのものでもある」ということに気づいたというご発言がありました。この方は、これまで自分の過去の思い出をたどる記録集を作りかけていたのですが、過去を振り返るだけでなく、未来に向けてのものでもあるという観点から、全体的に見直しをされたそうです。第1回の会合での議論からここまで話が進むとは思いませんでした。最終的にどのような作品として、Dさんの思い出がまとまるのでしょうか。早く見せていただきたいですね。

もう一人、春の講座の作品の骨格を提案されたFさんも、前回の成城小旅行の成果として、ひとつの作品を持ってこられました。この作品は、前回の小旅行の最初のポイントであった池が、いろいろな名前で呼ばれていることをてがかりにしたものです。この池は、学園の創立者の沢柳先生が成城の地に学園を建てたときに生徒たち・父兄たちが一緒に整地した、そのための土を掘り出した穴に水がたまって池になったのだのだそうです(学園史を読んだ記憶から)。しかし、この池の名前が決まっていない。みんなが勝手に、心字池、ひょうたん池、成城池、丸池(だったかな?)とか呼んでいるのだそうで、それが成城らしいということで、Fさんは、その池の一枚の写真を4通りにコラージュして(その名前にあった色あいに印刷して)一枚の作品に仕上げたのでした。これまたびっくり。本当に恐れ入りました。

そのほかの方からも感想や思いを伺い、さて、どうしようか、それを考える手がかりとして、多摩美のSさんが作られていた、地図上に時間軸のレイヤーを持ったイベントカード(life trace event card)を貼付したものを拝見しました。ごくふつうの(とはいえないか)女子大生のちょっとしたスナップ写真や、気づいたこと、スケッチなどが一枚一枚のカードに描かれ、それが一日一枚の透明シートに貼られ、それを数週間にわたって一枚の地図上に重ねていったモノです。(実物をみれば一発でわかるんだけど・・)

追記(11/02) Sさんから写真を送っていただきました。
これがイベントカードです。
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ある1日(6/5)のイベントカードを一枚の透明シートの上に貼ります。地図の上に重ねるので、それぞれのイベントがどこで起こったかがすぐわかります。
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複数のシートを重ねたもの。一番上のシートは、6/7のものだそうです。
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あ、そうだ、写真を留めているテープがピンク色のものと緑色のものがありますが、緑色のものは自分で書いたカード、ピンク色のものはそのとき出会った人に書いてもらったその人のイベントなんだそうです。自然とこれがコミュニケーションの記録になっているというわけです。

もう一つの作品は、多摩美の学生と香港の美大の学生が数ヶ月にわたって一つのプロジェクトを行ったときのコミュニケーションの展開・変遷・盛り上がりを形にしたものでした。これもまた、盛り上がりの手触りを示すために、話の展開を布や糸などで表現しているのです。(これまた言葉では不足する・・ あとで写真をもらっておきます)

ということで、これも写真追加です。
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これもまたメンバーのみなさんには好評でした。Sさんによると、とりわけ後者は、必ずしも好評とはいえない「なんじゃこれ!」という反応に出会うことも多いモノなので、今回の皆さんからのご好評は意外でした、とのこと。

こうしたいろいろな表現がありうることをみた上で、さて私たちはあと2回あまりでなにをしましょうか。それを考えながら、今回は散会です。でも、ずいぶん盛り上がりつつありますね。皆さんの迫力に私は圧倒され気味で、でもそれをとてもうれしく思いました。

次回は11月11日です。それまでに参加者の皆さんのもとに、先ほどのSさんのカード(イベントカード)をお送りします。使っても使わなくても結構です。でも、いくつかの素材を次回までに用意してくださいね。

それから、11月2日、3日の会合にはどうぞおいでください。成城学園民俗学研究所の3階です。11/3 9:30-11:00 までがコアタイムです。この時間にたくさんの人が来ていただいて議論をしましょう。プリンタも用意しますので、撮りためた写真なども印刷してください。

お会いできることを楽しみにしております。

成城学びの森の第2回として、受講者の皆様と学園内を歩く。初等部、中学、高校の卒業生が一人、そして50年近く前から成城の近くに住んでいる人もいたので、いろいろ話を聞きながら、楽しい2時間あまりの小旅行だった。

最近は諸般の事情があって学園内はなかなか写真を撮れない。今回はちゃんと許可を得たので、昔の思い出を聞きながらいろいろ見ることができた。

運動場は、戦後すぐの頃から変わっていないという。これは体育館。体育館の下の方に赤い扉があるが、そこは足をあらったりするところで、臭かったという記憶があるとのこと。
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きっと今ではだいぶきれいになっているんだろうなあ。

運動場を抜けて、初等部・幼稚園の方にいくためには、仙川を渡らないといけない。なんとなくもっとずっと狭い川だと思っていたのだが、思ったより広いことにびっくり。
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昔は、河岸もコンクリで固められていなかったし、運動場との間の網もなかったので、運動をしているときにボールが川に落ちて拾うのに苦労したということだ。

小学校の中にも入らせていただいた。壁にきれいな美術作品が展示してある。昭和57年卒業生の卒業制作だ。これを見ているとき、「この年に生まれた」というメンバー(多摩美のSさん)がいて、みんなで「う〜む」。
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昨日、初等部の校長先生と話をしたときに、裏手に地獄谷というところがあって、子どもたちが雨の日などにどろ坂を滑って転んで遊ぶんですよ、という話を聞いた。
これが地獄谷かな。
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その先にあるのがプール。ここは、以前は一般公開をしていたので、近くに住んでおられた受講生の方は、娘を連れて何度か来たとのこと。
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このあたりが成城学園の敷地の北の端ということになる。

以前大雨があったとき、このあたりまで水が溢れて、水がいっぱいになったとのこと。そのときに三船敏郎さんが自分で持っていた船で救出活動をしたという。「え、船で?」と不思議だったが、三船スタジオがあって、そこは広い敷地があり、いろいろなものが置いてあったのだという。なーるほど。

それから、高校の敷地に入っていく。木立の中の中庭のようなところがあり、そこに昔風の教室の建物がある。「昔はみんなこんな建物でした」ということでした。
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なんだか木立の中に広場がある林間学校のような場所でした。

そろそろ学園を出て、住宅街から駅前に向けての道を歩いた。

昔のコンビニですよ、という三浦屋酒店。
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これは、私が時々昼食をとる華寿司。大学でもいろいろな集まりの時にここから出前を取ることが多いそうだ。
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交差点を越えて右手にカリス成城。結構有名なお店。風邪をひいたときのハーブティーの調合などもしてくれると聞いた。
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今回の小旅行の終点。成城学園駅。まだ新装開店がなったばかりで、落ち着きません。
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いろいろ他にもありますが、とりあえずの報告でした。

N先生と打ち合わせ。第1回の会合の様子を見ると、参加者の多くの方がすでに(成城に関するものに限らないが)たくさんのコンテンツ(写真やビデオ、文章など)をお持ちのようだ。だとしたら、それを活用したらいいんじゃないか。

ということで、またまた予定は変わって、これまでに参加者の皆様が作り上げてきたたくさんの思い出(思い)の品の一部を持ってきていただいて、それを見ながら、街歩きをしよう。

明日、参加者の皆様にはがきを出してその旨を連絡する予定だが、もしも、これを参加者の皆さんがごらんになっていたら、あらかじめ土曜日に他の参加者に見せてもいい写真などをご用意ください。
(もちろん、予定通り街歩きもやる予定です。)

土曜日の午後、「2006年学びの森秋のコース」の第1回が開かれました。お一人がお休みで、6名の参加でした。春のコースの作品が飾られている談話室に移動して、そこで春に参加された二人の方から話をしていただいた後で、他のメンバーも含め自己紹介をしました。

多摩美のN先生はもちろん、お手伝いの学生さんのTさんとM君の二人も話をしてくれました。とくにM君は、近くに住んで自転車で通学していることもあって、成城近辺の地理に詳しい。講座参加者の皆さんが話すいろいろな樹木や、家、坂、崖、公園などについてもよく知っていて、私やN先生は置いてけ堀になるのがしばしばでしたよ。成城にある「3つの坂」ってどこにあるんだろう? 「ビール坂」ってのはどこだ? 「8号館の外の金網のところにきれいな花が咲いているのはご存じでした?」 すみません、知りませんでした。

これからどれだけ私が知らない話を聞くことができるのだろう、またまたワクワクの時間でした。

コンピュータについてはどれくらい詳しい方がいらっしゃるのかと若干心配でしたが、まったく心配無用みたいです。画像をよりきれいにみせるためにどうしたらいいか、という高度なノウハウを質問されたりしましたよ。

次回は、ワークショップを含め長い時間を取って、街歩きをする計画です。今回話をきいたおかげで、だいたいどの辺を歩くかのプランはできつつあります。天気がよければいいなあ。

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